自然農法で家庭菜園は本当に節約になる?老後が不安な主婦の“実質0円”挑戦記【Vol.1】

家庭菜園

老後の不安から節約目的で家庭菜園を始めた私。
でも、プランター、土、肥料に害虫対策と意外とお金がかかってやめちゃった過去があります。

そんな私が地方移住先で出会った「自然農法」。
土も肥料も買わず、とにかく自然の力だけで育てる方法です。

「これなら節約になるかも!」

普通の主婦が、自然農法的家庭菜園で0円食材のゲットをめざす挑戦記録です。

丹後で出会った有機栽培講習

移住してからの地域イベントで有機農法の講習が開かれるというので参加してみることに。
「参加者には土2袋とミニトマトの苗をプレゼント」に惹かれたことは内緒です。(タダより強いものはない!)

講習当日。まず高々にこんもりと盛られた土を見せられました。
手前はかなり枯れ草が混じっていて、だんだんと奥にいくにつれて土100%という感じ。
そして講師が一言。

「枯れ草をここに盛るだけで時間が経つと土になります」

なんと土を作っている場所でした。
作るっていうか放置??

微生物が土を分解し、虫が微生物を食べて分解し、虫を食べに来た小動物がそこで死んで養分になり・・・。そんな循環を繰り返し、4年ほどで土になるそうです。
頭で考えると当たり前なのですが、実際に枯れ草が土になった姿を目の当たりにしたことで、命の循環を感じて不覚にも感動してしまいました。またそうやって自然に身を任せて作った土はとても肥沃で、微生物も元気なので植物がよく育つそうです。

「土、作ってみようかな」

そう思った私は講師から勧められた「ぐうたら農法」という本を読み、
「自然農法」という農業の手法があることを知るのです。

「何もしない」農法って本当?自然農法の驚きの特徴4つ

自然農法。その特徴はというと。

  • 肥料を与えない:土の中の微生物や植物の循環による自然な養分だけを活かす
  • 耕さない:土をひっくり返さず、地表の環境を壊さない
  • 草や虫を敵視しない:雑草や虫も自然の一部と捉え、過剰に排除しない
  • 手をかけすぎない:必要最小限の管理で、作物本来の力を引き出す

にわかには信じがたい。笑
何にもしてへんやん。
これで植物が育って実が収穫できたらみんなやってるのでは・・・。

我流の自然農法で0円家庭菜園を目指す!

とりあえず、自然農法でミニトマトを育ててみることにした私。
目標は以下に設定しました。

スーパーで同じ量を買うより安く作る!

費用がかかっても、収穫量で元がとれたらOK。

また、基本的には肥料や害虫駆除目的の農薬は使用しませんが、第一目的は食費の節約なので、必要だと判断した時には使って良いことにしました。自然農法支持者からすると「そんなの自然農法じゃない!」とご指摘を頂くかもしれませんが、私はオーガニック志向ではなく、ただ安く食材を手に入れたい主婦なので。

また、今回かけた労力についてはコストとして換算していません。本来であれば人件費もコストに含めるべきなのですが、前回の家庭菜園の経験から、植物の成長を見守ることが私にとって大きな癒しになるとわかっているので、今回は趣味の延長という位置づけで、人件費は考慮しないことにしました。

①畑周辺の草刈り

近所のおばあちゃんが使ってもいいよと言ってくれた荒れ狂った畑(かどうかも正直わからん)。
でも0円栽培のため!

朝から黙々と草を刈ること2時間。「全体を刈って大規模農地にするんや〜〜〜!」という強欲な気持ちとは裏腹に体が悲鳴を上げたので一角耕せる場所を作って終了。
アフターの草刈り鋏の周辺が刈った草です。画像ではかなりわかりづらいですが、羊の腹もはち切れるであろう量です(どんな量やねん)。

Before

After

②畑を耕す

畑を耕すと言われてもやり方もわからなければ道具もありません。だってプランターでしか作ったことないんだもの。
そこで近所のおじいちゃんに「やり方がわかりません〜〜〜〜〜」と泣きついたところ、くわを持ってきて一緒に耕してくれました。土を耕すにはくわがいるらしいです、皆さん。

おおきく振りかぶって土をひっくり返して混ぜ混ぜしていき、ふかふかの柔らかい土にしていきます。
ほぼおじいちゃんにやってもらいまいした。ありがとうおじいちゃん。

そして耕した直後の写真を撮り忘れました。

③苗を植える

ここまできたらあとは苗を植えるだけ。
有機栽培講習でもらった土を敷き、ミニトマトの苗を植えます。
欲張ってホームセンターでミニトマトとオクラと青紫蘇を追加購入したのでその子達も植えます。
今回の調査対象はミニトマトに設定するので、オクラと青紫蘇はノーカウント。

画像の赤枠がミニトマトです。講習でもらったミニトマト(画像左)はもらってから日が経っているのでしおしおですね・・・。なんとか今から持ち直してくれ。

④刈った草でマルチを作る

先述の「ぐうたら農法」に記載のあった「草マルチ」。

「マルチ」というのは畑でよく見る黒いビニールシートのようなもの。画像のようなものですね。
雑草の発生を抑制したり、土壌の温度と水分を適正に保って、作物が育ちやすい環境を作るためのものです。

「草マルチ」とは、畑周辺で刈り取った草を畑に敷き詰めてマルチ代わりに使いましょうということです。マルチを買わなくても良いなんてなんてエコ!!

幸運にも過去の私が頑張ってくれたおかげで刈った草は死ぬほどありますので、早速こさえていきます。ついでに支柱を立てておじいちゃんがくれた風除けも装着。

出来上がったのがこちら。

うん、なんか可愛いんじゃない?(適当)

まとめ:野菜がタダになる日は来るのか?

家庭菜園はタダで野菜が手に入るって聞いたけど、意外とお金かかるやん。と裏切られた気分の私。
でも自然農法なら、ほぼノーコストでいける…かも?
もらった苗と刈った草で、とりあえずスタートを切りました。
目標は「買うより安くミニトマトを育てる」。
果たしてこの、なんちゃって自然農法でミニトマトは元気に育つのか?
そして本当に「買うより安く」なる日は来るのか?

次回、リアル家庭菜園日記【Vol.2】に続きます!

今回の収支:計 -1180円

  • 支柱(8本)…880円
  • 苗(1株)…300円

※土は講習でもらったもの、マルチは草で代用、風除けはご近所さんがくれたので0円。

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